蓄電池の上手な活用方法を解説します。

蓄電池の種類ごとに特徴をチェック

蓄電池の種類ごとに特徴をチェック 一言で蓄電池と言っても、いくつかの種類が存在し、それぞれに特徴が見られます。
まず一つ目に挙げられるものが鉛であり、歴史が1番古いものです。
安定性に優れていて価格が比較的安いことがメリットですが、使用頻度に比例し少しずつ性能が低下し、寿命が短いことがデメリットです。
鉛は自動車のバッテリーや産業用蓄電池、フォークリフトの主電源などに用いられています。
二つ目がニッケルであり、エネルギー密度が高く、過充電や過放電に強いことがメリットです。
とはいえ自然放電量が大きく、使わなくても電気の容量が減ってしまうことが難点といえるでしょう。
乾電池二次電池やハイブリッドカーが主な用途です。
三つ目がリチウムイオンで、蓄電池の中でもエネルギーの密度が高く、小型化が可能で、寿命が比較的長いことが特徴です。
携帯電話やノートパソコンなどに使われているものがこれにあたります。
太陽光発電とセットで蓄電池が販売されることも多いですが、これもリチウムイオンがほとんどです。
最後にNASと呼ばれるもので、高いエネルギー密度に加え、鉛と比べても低価格、長寿命を誇ります。
大規模電力貯蔵やバックアップ電源などに用いられていると言えるでしょう。

蓄電池の設置場所に関して条件はあるのか?

蓄電池の設置場所に関して条件はあるのか? 蓄電池は簡単に設置できるものではなく、設置場所など様々な条件があります。
蓄電池は周囲の環境に影響を受けやすい機材であり、適した場所でないと劣化が早く進む、重大な事故が起こるリスクがあるため慎重に選ばなくてはなりません。
蓄電池の設置に適した場所は、広いことや寒冷地ではないことがあげられます。
意外と蓄電池は屋外で使用する場合サイズが大きく、さらにメンテナンスが必要となることが多いです。
そのためある程度のスペースがないと置くことができません。
おおよそエアコンの室外機を縦に2台ほど積んだ高さとなるので、基礎を作る必要がありますし、搬入しやすい場所にすることが基本となります。
また寒冷地の場合は雪が降り積もることが多く、設置基準である周辺温度を下回ってしまう可能性があることから、雪除けができている場所や比較的暖かい場所にすることが大切となります。
同じように水災害が多い地域も水没が起こらないように基礎を高くしなくてはなりません。